教室だより
岐阜大学泌尿器科学教室
藤広 茂
pp.736
発行日 1990年8月20日
Published Date 1990/8/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413900152
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岐阜大学医学部キャンパスは清流長良川の河畔近く,あの有名な柳ケ瀬にも近い旧県庁街の一角にあり,泌尿器科学教室は医学部東館2階に位置している.
当教室の歴史は1947(昭和22)年5月,近藤厚先生(現長崎大学医学部名誉教授,健康保険諌早総合病院院長)が岐阜県立女子医学専門学校皮膚科泌尿器科部長として着任されてスタートした.その後,県立医科大学となり1954年4月泌尿器科学講座として分離独立し,初代教授に近藤厚先生が就任され,1961年4月まで教室の基礎を築くことに尽力された.同年7月第2代後藤薫教授が後を引き継がれ,1964年国立移管を経た後,1968年9月第3代として故西浦常雄教授を東京大学よりお迎えした.一時,減少してしまった医局員も,故西浦先生の暖かい人柄にひかれ毎年着実に増加し,現在の医局員の中心となるメンバーが多数揃うこととなった.しかし,これからという矢先,1985年7月,志し半ばにして西浦先生を病により失ったことは当教室にとって残念極まりない出来事であった.
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