小さな工夫
尿管膀胱逆流防止術における視野確保のための工夫
原田 浩
1
,
久島 貞一
1
1市立釧路総合病院泌尿器科
pp.276
発行日 1990年3月20日
Published Date 1990/3/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413900055
- 有料閲覧
- 文献概要
膀胱尿管逆流症において,1952年のHutchが逆流防止術の成功を報告して以来,数多くの術式が発表され,手技の相違はあるにしろ,もはや泌尿器科医であれば誰でも行いうる確立された治療法となっている。
我々の施設でも1981年より現在までに73例,118尿管に対し逆流防止術を施行しており逆流の再発,対側への逆流の出現など6例の比較的軽度な合併症を認めたのみで,とくに1987年以後Cohen法を採用してからは,合併症は全く経験していない。
Copyright © 1990, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.