特集 これだけは知っておきたい! 泌尿器科診療でも活きる腎臓内科の必須知識
〈慢性腎臓病の管理〉
RA系阻害薬とSGLT2阻害薬
岡田 浩一
1
1埼玉医科大学医学部腎臓内科
キーワード:
レニン―アンジオテンシン系阻害薬
,
RA系阻害薬
,
sodium-glucose co-transporter 2阻害薬
,
SGLT2阻害薬
,
initial drop
Keyword:
レニン―アンジオテンシン系阻害薬
,
RA系阻害薬
,
sodium-glucose co-transporter 2阻害薬
,
SGLT2阻害薬
,
initial drop
pp.998-1005
発行日 2022年12月20日
Published Date 2022/12/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413207708
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▶ポイント
・レニン―アンジオテンシン(RA)系阻害薬は糖尿病性腎症および蛋白尿を伴う慢性腎臓病(CKD)に対して,蛋白尿減少効果および末期腎不全への進展抑制効果を有し,診療ガイドラインでもCKD患者における降圧療法の第一選択薬とされてきた.
・近年,腎硬化症や加齢によるCKDに関してRA系阻害薬の無効例もしくは有害例が報告されるようになっている.
・SGLT2阻害薬は糖尿病性腎症に対して,また一部のSGLT2阻害薬は非糖尿病性CKDに対しても末期腎不全への進展抑制効果を有し,CKDに対する新たな治療薬として期待されている.
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