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特集 SGLT2阻害薬を再考する――機序・効果・安全性の最新情報
SGLT2阻害薬と尿路への影響
SGLT2 inhibitors and their effects on the urinary tract
和田 耕一郎
1
Koichiro WADA
1
1島根大学医学部泌尿器科学講座
キーワード:
尿路感染症
,
SGLT2阻害薬
,
尿路結石
,
膀胱尿管機能
Keyword:
尿路感染症
,
SGLT2阻害薬
,
尿路結石
,
膀胱尿管機能
pp.1041-1043
発行日 2024年9月21日
Published Date 2024/9/21
DOI https://doi.org/10.32118/ayu290121041
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2014年からわが国でも使用が認められたSGLT2阻害薬は,今や最も頻用される経口糖尿病薬のひとつとして一般化し,心および腎の保護作用によって適応も拡大している.その一方で,性器感染症の頻度が高まることが報告されており,尿路感染症においてもリスクが指摘されている.近年では,尿路結石の予防効果がわが国から報告され,新たな治療戦略のひとつとして期待される.本稿では,SGLT2阻害薬のリスクと泌尿器科領域における今後の展開について概説する.
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