特集 泌尿器腫瘍における放射線治療―変革期を迎えた令和のトレンド
〈前立腺癌〉
泌尿器腫瘍に対する粒子線治療の現状と将来展望
石川 仁
1
,
若月 優
1
,
森 慎一郎
2
1量子科学技術研究開発機構 QST病院
2量子科学技術研究開発機構量子医科学研究所治療システム開発グループ
キーワード:
前立腺癌
,
腎癌
,
陽子線治療
,
重粒子線治療
Keyword:
前立腺癌
,
腎癌
,
陽子線治療
,
重粒子線治療
pp.526-532
発行日 2022年7月20日
Published Date 2022/7/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413207611
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▶ポイント
・粒子線治療は,X線と比較して線量集中性が良好であり,イメージガイド下の高精度照射技術を応用することで,今まで以上に安全な高線量投与が可能となった.
・前立腺癌に対する粒子線治療は,寡分割照射法に有利な放射線治療として保険診療で行われている.
・腎癌に対する粒子線治療は,大きな腫瘍に対しても定位照射を可能とする有望な治療である.
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