増刊号特集 専門性と多様性を両立させる! 泌尿器科外来ベストNAVI
●下部尿路機能障害●
間質性膀胱炎・膀胱痛症候群
三井 貴彦
1
1山梨大学大学院総合研究部泌尿器科学講座
pp.100-103
発行日 2022年4月5日
Published Date 2022/4/5
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413207495
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代表的主訴
●数年前より膀胱部痛・頻尿があり,病院を受診するも尿検査で明らかな異常がない.
●排尿を我慢すると痛みや不快感が生じ,排尿後に症状が少し和らぐ.
Point
◉診断に際して重要な点は,症状を把握することと,混同しうる疾患を除外することである.
◉ハンナ型間質性膀胱炎(HIC)と膀胱痛症候群(BPS)で治療方針が異なるため,ハンナ病変の有無の診断が必要である.
◉HICでは,経尿道的ハンナ病変切除術と50%ジメチルスルホシド膀胱内注入療法が保険収載されている.
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