増刊号特集 泌尿器科診療の最新スタンダード―平成の常識は令和の非常識
腫瘍
部位別
前立腺癌:病理診断(Gleason分類)
佐藤 峻
1
,
鷹橋 浩幸
1
1東京慈恵会医科大学附属病院病院病理部
pp.54-57
発行日 2020年4月5日
Published Date 2020/4/5
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413206855
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以前の常識
・Gleason分類は,国際泌尿器病理学会(ISUP)の2005年コンセンサス会議での決定(ISUP 2005)に基づいた.
・篩状腺管のうち,辺縁平滑な小型篩状腺管のみGleasonパターン3に分類し,その他の篩状腺管はすべてGleasonパターン4に分類していた.
現在の常識
・Gleason分類は,ISUPの2014年コンセンサス会議での決定(ISUP 2014)に基づく.
・小型のものを含むすべての篩状腺管と糸球体様(glomeruloid)構造はGleasonパターン4に分類する.
・前立腺導管内癌(IDC-P)の存在は,生検,前立腺全摘検体のいずれにおいても明白な予後不良因子である.
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