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綜説
腹腔鏡手術スキル向上を目指した最新のマネジメント
Latest management aiming at improving laparoscopic surgical skill
宮嶋 哲
1
Akira Miyajima
1
1東海大学医学部外科学系泌尿器科学
キーワード:
腹腔鏡手術
,
手術手技
,
学習効果
Keyword:
腹腔鏡手術
,
手術手技
,
学習効果
pp.256-261
発行日 2019年4月20日
Published Date 2019/4/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413206604
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要旨
1990年代初頭から泌尿器科疾患に対する腹腔鏡手術は普及し始め,いくつかの疾患では標準術式が開腹手術から腹腔鏡手術へ代わりゆく時代となった.2000年代に入り,ロボット支援手術が登場し,前立腺癌や腎癌の手術はさらなる変化を迎えた.その一方で単孔式手術やreduced port surgeryが行われるようになり,この四半世紀における泌尿器腹腔鏡手術の歴史を振り返れば,内視鏡の光学視管の改良と医用工学の飛躍的な進歩に伴って泌尿器腹腔鏡手術は目覚ましい進化を遂げたといえよう.泌尿器科医の腹腔鏡手術に関する認識も多様化しつつある現在,腹腔鏡手術スキルを向上させるための考え方を今一度見直す時期にきている.これまで得られた知見を基に,最新の腹腔鏡手術スキル向上を目指した方法論について述べる.
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