増刊号特集 泌尿器科周術期パーフェクト管理
腫瘍関連の手術:腎盂・尿管
腹腔鏡下腎尿管全摘除術
川西 博晃
1
,
奥村 和弘
1
1天理よろづ相談所病院泌尿器科
pp.70-73
発行日 2019年4月5日
Published Date 2019/4/5
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413206531
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Point
◆腎および上中部尿管の遊離を後腹膜鏡下に行い,仰臥位に体位変換後に傍腹直筋切開で尿管下端の処理を行う.
◆高度な水腎・水尿管の場合,尿路損傷の可能性が高くなるので注意を要する.
◆腎周囲の剝離の際に,腹膜近傍でのエネルギーデバイスの使用は熱損傷による腸管穿孔を来すことがある.特に癒着症例で腹膜が認識しにくいときは危険である.
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