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特集 泌尿器科医のためのゲノム腫瘍学入門─時代に取り残されるな
遺伝性前立腺腫瘍
Hereditary prostate tumor
鈴木 和浩
1
,
松井 博
1
,
大竹 伸明
2
Kazuhiro Suzuki
1
,
Hiroshi Matsui
1
,
Nobuaki Ohtake
2
1群馬大学大学院医学系研究科泌尿器科学
2平成日高クリニック
キーワード:
遺伝性前立腺癌
,
家族歴
,
DNA修復酵素
Keyword:
遺伝性前立腺癌
,
家族歴
,
DNA修復酵素
pp.902-905
発行日 2018年10月20日
Published Date 2018/10/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413206405
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▶ポイント
・遺伝性前立腺腫瘍は遺伝性前立腺癌が重要であり,若年発症および罹患数の多い家系が該当する.
・全体を説明する責任遺伝子(high penetrance gene)は同定されていないが,HOXB13やBRAC2遺伝子変異が関与した家系が存在する.ただし,人種差がある.
・前立腺癌の家族歴はリスク因子として依然重要であり,家系内の乳癌,卵巣癌の家族歴聴取も併せて行うことが臨床的に重要である.
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