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特集 停留精巣のすべて─小児から成人への架け橋
〈ガイドライン〉
停留精巣診療ガイドラインについて:日米欧のガイドラインを比較しながら
Clinical guidelines for cryptorchidism in Japan, USA and Europe
浅沼 宏
1
Hiroshi Asanuma
1
1慶應義塾大学医学部泌尿器科学教室
キーワード:
ガイドライン
,
非触知精巣
,
精巣固定術
Keyword:
ガイドライン
,
非触知精巣
,
精巣固定術
pp.770-773
発行日 2018年9月20日
Published Date 2018/9/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413206377
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▶ポイント
・日米欧の各ガイドラインとも,停留精巣の組織所見に基づいて,精巣固定術は乳児期から1歳6か月〜2歳のより早期に行うことを推奨している.
・非触知精巣に関しては,片側例と両側例では病態を異にするため,それぞれにより適した診療指針を検討するべきである.
・今後,乳児期手術症例およびFowler-Stephens手術症例における父性獲得や腫瘍発生などの長期成績,nubbinの悪性化の可能性と摘除の適応などの検討を踏まえたup-to-dateが期待される.
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