学会印象記
「第33回EAU」印象記
小島 崇宏
1
1筑波大学医学医療系臨床医学域腎泌尿器外科
pp.664-665
発行日 2018年7月20日
Published Date 2018/7/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413206344
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第33回欧州泌尿器科学会総会(The 33rd Annual EAU Congress)が2018年3月16〜20日にデンマークのコペンハーゲンで開催されました.筆者がオランダに留学していたとき以来,EAUは6年ぶり2度目の参加となりました.デンマークも留学時以来の再訪となります.デンマークは北欧らしく空港,ホテルの建造物から,そこにある家具,照明まであらゆるものがおしゃれであり,シンプルかつ機能的です.物価が高いこと以外は大好きな街であります.首都コペンハーゲンは空港から電車で15分とアクセスは非常に良好です.街がコンパクトであるため,学会の合間に気軽に観光に行くことができます.3月といえども北欧はやはり寒く,特に学会前半は雪がちらつき,暴風であったため,厳しい寒さでした(体感温度は−10度以下!!).後半は幸い天気が回復し,晴天に恵まれました.
学会はBella Centerで行われました.学会場とは思えない北欧らしいデザイン性の高い建物でした.今年のEAUのポスターセッションでは,89のさまざまな分野から発表がありました.例年日本からの多くの発表がベストポスターに選ばれていますが,今年も12のセッションで選ばれました.“Poster 64 Seeing is believing : Advances in imaging and optics in urothelial cancer”では,人工知能による膀胱鏡診断の発表で当科の池田篤史先生も受賞することができました.
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