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福島県立医科大学医学部泌尿器科学講座の赤井畑秀則と申します.今回,2024年4月5日〜4月8日にパリで開催された第39回欧州泌尿器科学会総会(the 39th Annual European Association of Urology Congress)に参加してきましたので,その印象記を書かせていただきます.
パリには日本からフランクフルトを経由して向かいましたが,17時間くらいかかりました.エコノミークラス症候群になっては話にならないので,こまめに足を動かして予防に務めました.午前9時ごろにパリに着いたのですが,その時は気持ちのいい晴天でした.ですが,ほどなくして天気はくもりときどき雨というすっきりしないものとなり,フランス滞在中はずっとそんな天気が続きました.フランスの方はそのような天気に慣れているのか,日本なら傘をさすような雨でもそれほど気にする風ではなく歩いている方が多かったです(たしかにすぐに雨はやみました).また,日本と比べ少し肌寒かったのでコート着用で行動していました.パリの道路は渋滞が多いようで,滞在期間中はいつも道路が車で覆いつくされていました.そのためだと思いますが,パリに住む人たちは地下鉄が主な移動手段となっているようでした.会場のParis Expo Porte de Versaillesという施設にも地下鉄でのアクセスが最短でした.地下鉄は,平日は通勤のためか結構混んでいたので会場に行くまでに疲れてしまいましたが,休日は比較的すいていたので楽に学会会場まで行けました.日本を出る前にインターネットでパリの治安を調べたら「すりが多いから注意が必要」と記載されていたので,地下鉄にはビクビクしながら乗ったのですが,特に怖い思いはしませんでした(後で現地の人に聞いたら,「たしかにすりは多いけど,人を襲うようなすりはいないから荷物をちゃんと持っていれば心配ないよ」と教えていただきました).
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