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特集 必読! 尿失禁マネジメントの極意
〈尿失禁の種類と標準的治療〉
反射性尿失禁
Reflex incontinence
東武 昇平
1
,
有働 和馬
1
,
野口 満
1
Shohei Tobu
1
,
Kazuma Udo
1
,
Mitsuru Noguchi
1
1佐賀大学医学部泌尿器科
キーワード:
脊髄損傷
,
排尿筋括約筋協調不全
,
抗コリン薬
Keyword:
脊髄損傷
,
排尿筋括約筋協調不全
,
抗コリン薬
pp.602-606
発行日 2018年7月20日
Published Date 2018/7/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413206331
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▶ポイント
・第一仙髄より上位の横断性脊髄損傷により尿意が大脳まで伝わらず,下位運動神経の脱抑制のために反射亢進となるのが原因.
・清潔間欠自己導尿が可能であるならば,低圧膀胱の維持および尿失禁の改善を目的とした抗コリン薬の内服が有効.
・清潔間欠自己導尿が不可能な場合は,排尿反射を利用した排尿で管理することになるが,排尿筋括約筋協調不全による排出障害は合併症を引き起こす可能性が高い.
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