増刊号特集 泌尿器科検査パーフェクトガイド
Ⅱ疾患別:実施すべき検査と典型所見
[6]尿路・性器の感染症
性感染症
高橋 聡
1
1札幌医科大学医学部感染制御・臨床検査医学講座
pp.192-193
発行日 2017年4月5日
Published Date 2017/4/5
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413205959
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ここがポイント
◉淋菌(Neisseria gonorrhoeae)の検出のためには,まずはグラム染色鏡検,そして培養検査を提出する.薬剤感受性試験は必須である.
◉クラミジア・トラコマティス(Chlamydia trachomatis)の検出のためには,核酸増幅法検査が必要である.
◉近年,罹患率が増加傾向である梅毒では,梅毒血清反応,つまりカルジオリピンを抗原とする検査と,Treponema pallidumを抗原とする検査により診断する.
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