増刊号特集 泌尿器科検査パーフェクトガイド
Ⅱ疾患別:実施すべき検査と典型所見
[5]尿路結石・結石関連疾患
感染結石
高山 達也
1
,
山﨑 正博
1
,
森田 辰男
1
1自治医科大学腎泌尿器外科学講座泌尿器科学部門
pp.172-173
発行日 2017年4月5日
Published Date 2017/4/5
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413205950
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ここがポイント
◉持続性の尿路感染症が原因である.特に尿素分解菌(Proteus属,Klebsiella属,Pseudomonas属,大腸菌など)により,尿素がアンモニアに分解され,アルカリ尿になるため,リン酸マグネシウムアンモニウム(MAP)結石が急速に析出され,サンゴ状結石のように層構造をもつ大きな結石となることが多い.
◉基礎疾患を合併することが多く,画像検査により尿路の解剖や機能を調べる必要がある.
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