増刊号特集 泌尿器科検査パーフェクトガイド
Ⅰ知っておきたい泌尿器科検査の手順のコツ
[1]検体検査
尿培養検査
松本 正広
1
,
濵砂 良一
1
1産業医科大学医学部泌尿器科学講座
pp.10-14
発行日 2017年4月5日
Published Date 2017/4/5
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413205900
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ここがポイント
◉尿路性器感染症を引き起こす原因微生物では,薬剤耐性菌が分離される割合が高くなってきている.
◉尿培養検査は,尿路性器感染症を適切に治療するうえで必須の検査である.さらに,感染制御という観点からも重要である.
◉中間尿で105CFU(colony forming unit)/mL以上の細菌を認めた場合,尿路性器感染症の原因菌と考えてよい.ただし,症状が強い急性単純性膀胱炎,急性単純性腎盂腎炎では,それぞれ103CFU/mL以上,104CFU/mL以上の細菌を認めれば,原因菌と考える.
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