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特集 進行期精巣腫瘍の診療─難治症例に挑む
〈高リスク症例への対処〉
絨毛癌症候群・腫瘍崩壊症候群
Choriocarcinoma syndrome and tumor lysis syndrome in patients with advanced germ cell cancer
黒部 匡広
1
,
河合 弘二
1
,
西山 博之
1
Masahiro Kurobe
1
,
Koji Kawai
1
,
Hiroyuki Nishiyama
1
1筑波大学医学医療系腎泌尿器外科学分野
キーワード:
精巣腫瘍
,
絨毛癌症候群
,
腫瘍崩壊症候群
Keyword:
精巣腫瘍
,
絨毛癌症候群
,
腫瘍崩壊症候群
pp.537-542
発行日 2016年6月20日
Published Date 2016/6/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413205733
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▶ポイント
・hCG高値で両側多発肺転移を有し,化学療法前より低酸素血症を認める症例では絨毛癌症候群発症の可能性を考慮し,ICU管理を含めた集中治療の可能な施設での加療が必要である.
・固形腫瘍のなかでも精巣腫瘍は腫瘍崩壊症候群のリスクが高く,化学療法前にリスク評価を行う.
・腫瘍崩壊症候群の高リスク群の場合は必要に応じてラスブリカーゼなどによる予防投与を検討する.
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