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特集 前立腺肥大症の薬物療法─使い分けのポイント
〈併用・追加・代替療法〉
β3作動薬
Medication for lower urinary tract symptoms induced by benign prostatic hyperplasia in consideration of drug selection
市原 浩司
1
,
舛森 直哉
1
Koji Ichihara
1
,
Naoya Masumori
1
1札幌医科大学医学部泌尿器科学講座
キーワード:
前立腺肥大症
,
薬物併用療法
,
β3作動薬
Keyword:
前立腺肥大症
,
薬物併用療法
,
β3作動薬
pp.424-428
発行日 2016年5月20日
Published Date 2016/5/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413205711
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▶ポイント
・β3作動薬は抗コリン薬に特徴的な副作用の発現率は少なく,ウロダイナミクス上も排尿筋収縮力の有意な低下を示さないとされている.
・前立腺肥大症に伴う過活動膀胱症状の改善に対し,α遮断薬へのβ3作動薬追加投与は有効な薬物療法である.
・α遮断薬以外の前立腺肥大症治療薬との併用効果,および服薬継続率や長期投与の効果に対するデータは少なく,今後の検討が望まれる.
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