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特集 前立腺肥大症の薬物療法─使い分けのポイント
〈併用・追加・代替療法〉
植物エキス・生薬・漢方薬
Clinical outcomes of plant extract, crude drug and Chinese herbal medicine for patients with benign prostatic hyperplasia
小川 輝之
1
,
今村 哲也
1
,
石塚 修
1
Teruyuki Ogawa
1
,
Tetsuya Imamura
1
,
Osamu Ishizuka
1
1信州大学医学部泌尿器科学教室
キーワード:
前立腺肥大症
,
植物エキス
,
漢方薬
Keyword:
前立腺肥大症
,
植物エキス
,
漢方薬
pp.429-432
発行日 2016年5月20日
Published Date 2016/5/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413205712
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▶ポイント
・前立腺肥大症の薬物療法の中心はα遮断薬である.植物エキス,生薬,漢方製剤はα遮断薬で排尿症状の改善がみられない症例に有効な場合がある.
・α遮断薬と漢方薬の併用療法は頻尿やQOLなどの排尿症状を改善させることが臨床研究で示されている.植物製剤,生薬,漢方薬単剤の前立腺肥大症への有効性は,他剤との比較試験においてその優位性は認めていない.
・エビプロスタット,セルニルトンなどの植物製剤,漢方薬の八味地黄丸,牛車腎気丸は前立腺肥大症ガイドラインの推奨グレードではC1であった.
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