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特集 ロボット時代の泌尿器科手術②—新たな術式への挑戦
Ⅰ.腎癌に対するロボット支援腎部分切除術
手術成績
Robot-assisted partial nephrectomy—outcomes
田中 一志
1
,
藤澤 正人
1
Kazushi Tanaka
1
,
Masato Fujisawa
1
1神戸大学大学院医学研究科泌尿器科学分野
キーワード:
腎癌
,
腎部分切除術
,
ロボット手術
Keyword:
腎癌
,
腎部分切除術
,
ロボット手術
pp.906-910
発行日 2015年10月20日
Published Date 2015/10/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413205468
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要旨 手術支援ロボット(da Vinci®)は,その特徴として高解像度3D視野,多自由度鉗子,手振れ防止などの良好な操作性を備えており,低侵襲性かつ高度な手術操作が可能であることから,腎部分切除術に適していると考えられる。諸家の報告および当院での結果から,ロボット支援腎部分切除術は,開腹腎部分切除術,腹腔鏡下腎部分切除術に比較し,その臨床成績(癌制御,腎機能温存,周術期parameter)は同等以上であり,高いレベルで癌制御と機能温存を両立させた低侵襲手術であると考えられた。
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