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特集 ロボット時代の泌尿器科手術②—新たな術式への挑戦
Ⅱ.膀胱癌に対するロボット支援膀胱全摘除術
膀胱全摘除術
Radical cystectomy
瀬島 健裕
1
,
武中 篤
1
Takehiro Sejima
1
,
Atsushi Takenaka
1
1鳥取大学医学部器官制御外科学講座腎泌尿器学分野
キーワード:
ロボット支援膀胱全摘除術
,
手術適応
,
手術手技
,
術前・術後管理
Keyword:
ロボット支援膀胱全摘除術
,
手術適応
,
手術手技
,
術前・術後管理
pp.911-916
発行日 2015年10月20日
Published Date 2015/10/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413205469
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要旨 転移のない浸潤性膀胱癌に対する標準的治療は,開放手術による膀胱全摘除術である。しかし,比較的多い出血量と,同時に施行されるQOL重視の尿路変向術や治療成績向上を意図したリンパ節郭清による手術時間の延長により,周術期合併症率や輸血率は決して低くはない。ロボット支援膀胱全摘除術(RARC)は,ロボット支援前立腺全摘除術(RARP)に熟練した術者が,次のステップとして導入するのに適した術式であり,上記に挙げた開放膀胱全摘除術の欠点を克服できる可能性を持つ術式としてその治療成績が報告されつつある。本稿では,手術適応,手術手技,術前・術後管理などを中心に解説する。
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