Japanese
English
特集 ロボット時代の泌尿器科手術①—前立腺癌に対する新たなスタンダード
Ⅱ.手術成績
性機能
Sexual function after robot—assisted radical prostatectomy
亭島 淳
1
,
稗田 圭介
1
,
井上 省吾
1
,
小畠 浩平
1
,
神明 俊輔
1
,
松原 昭郎
1
Jun Teishima
1
,
Keisuke Hieda
1
,
Shogo Inoue
1
,
Kohei Kobatake
1
,
Syunsuke Shinmei
1
,
Akio Matsubara
1
1広島大学大学院医歯薬保健学研究院腎泌尿器科学
キーワード:
ロボット支援根治的前立腺全摘除術
,
陰茎海綿体神経
,
性機能
Keyword:
ロボット支援根治的前立腺全摘除術
,
陰茎海綿体神経
,
性機能
pp.862-868
発行日 2015年9月20日
Published Date 2015/9/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413205455
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要旨 本邦ではロボット支援前立腺全摘除術(RARP)が導入され,3次元の鮮明な視野下における繊細かつ正確な手術操作が可能となり,従来の術式に比較して手術成績の向上が期待されている。根治的前立腺全摘除術において,制癌性を確保しつつ良好な術後の性機能回復を得るためには,適切な剝離層の選択と陰茎海綿体神経およびその周囲組織への機械的損傷を減らすことが重要である。本稿ではRARPにおける術後の性機能について,開腹前立腺全摘除術(ORP),腹腔鏡下前立腺全摘除術(LRP)との比較,アウトカムに影響を及ぼす因子についてのこれまでの報告,およびわれわれの取り組みについて概説する。
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