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特集 ロボット時代の泌尿器科手術①—前立腺癌に対する新たなスタンダード
Ⅰ.術式
拡大骨盤内リンパ節郭清
Extended pelvic lymph node dissection in robot-assisted radical prostatectomy
猪口 淳一
1
,
横溝 晃
1
Junichi Inokuchi
1
,
Akira Yokomizo
1
1九州大学大学院医学研究院泌尿器科学分野
キーワード:
拡大骨盤内リンパ節郭清
,
ロボット支援前立腺全摘除術
,
前立腺癌
Keyword:
拡大骨盤内リンパ節郭清
,
ロボット支援前立腺全摘除術
,
前立腺癌
pp.832-838
発行日 2015年9月20日
Published Date 2015/9/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413205451
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要旨 前立腺癌に対する骨盤内リンパ節郭清の意義,郭清範囲に関してこれまで多くの議論がなされてきたが,現在,欧米のガイドラインでは主に中間リスク群以上で拡大骨盤内リンパ節郭清を行うことが推奨されている。本邦ではロボット支援前立腺全摘除術(RARP)が急速な普及をみせるなかで,開放手術と同様の頻度,郭清範囲で骨盤内リンパ節郭清が行われているとは言い難い。今回,骨盤内リンパ節郭清の意義,郭清範囲,適応について文献的な考察を行うとともに,われわれが行っている拡大骨盤内リンパ節郭清における手術操作のポイントについて解説する。
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