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特集 前立腺癌の内分泌療法—気になる最新の動向
抗アンドロゲン療法とAWS
AR targeting therapy and antiandrogen withdrawal syndromes(AWS)
小島 聡子
1
Satoko Kojima
1
1帝京大学ちば総合医療センター泌尿器科
キーワード:
抗アンドロゲン剤
,
アンドロゲンレセプター
,
抗アンドロゲン除去症候群
Keyword:
抗アンドロゲン剤
,
アンドロゲンレセプター
,
抗アンドロゲン除去症候群
pp.340-346
発行日 2015年4月20日
Published Date 2015/4/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413205320
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要旨 内分泌療法として行われる去勢には外科的去勢と内科的去勢(LH-RHアゴニストおよびLH-RHアンタゴニスト)があり,去勢と抗アンドロゲン剤を併用するcombined androgen blockade(CAB)が本邦では広く用いられている。前立腺癌は内分泌療法にやがて抵抗性となり,去勢抵抗性前立腺癌となる。近年,アンドロゲンの合成阻害薬や第二世代の抗アンドロゲン剤が登場したことから,進行性前立腺癌の内分泌療法のストラテジーが変貌しつつある。抗アンドロゲン剤の作用機序をアンドロゲンレセプターの分子レベルで理解し,その耐性のメカニズムを理解することが,臨床的に抗アンドロゲン剤を有効に用いるために重要である。
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