Urological Letter・562
ヨヒンビンは勃起不能に確に効くだろうか
pp.999
発行日 1989年11月20日
Published Date 1989/11/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413205104
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ヨヒンビンはヨヒンビンの樹皮のエキスから作られるが,この樹はインドやアフリカにはえているものである。このエキスは長い間,性欲興奮剤として勃起不能症の治療に用いられてきた。しかし,最近までその効果は科学的には評価されてはいなかった。
我々は今やヨヒンビンがどのように作用するかを知っている。ヨヒンビンはα—アドレナリン作動性遮断剤であり,本来勃起能力を抑制するある種の神経活動を選択的に減弱させるものである。また同時に,ある患者に対しては性欲あるいはリビドウを増強させるだろうという証拠もある。
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