特集 Common Disease インストラクションマニュアル―患者に何をどう説明するか
腎・尿路疾患
勃起障害
石井 延久
1
,
片岡 和義
1
1東邦大学医学部泌尿器科学講座
pp.510-512
発行日 2006年11月30日
Published Date 2006/11/30
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402101591
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
- 参考文献
性的興奮は副交感神経が優位の状態で陰茎内の小動脈が拡張して起こる.そのため,リラックスした状態で勃起が起こることをまず患者に理解させる.そのため,心因性勃起障害(ED)の治療は心因となる要因を取り除くより,いかに性を楽しむかを指導することが大切になる.心因性EDは突然発症し,器質性EDは徐々に発症するので,問診による鑑別診断は容易である.特に早朝勃起やマスターベーションで勃起が確認できれば心因性EDと考えてよい.
Copyright © 2006, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.