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特集
尿路結石治療におけるESWLの問題点—Sonolith 2000を用いた治療経験およびESWLの問題点
The Clinical Experiences with Sonolith 2000 and the Problems in ESWL
森本 鎮義
1
,
安川 修
1
,
大川 順正
1
Shigeyoshi Morimoto
1
,
Syu Yasukawa
1
,
Tadashi Ohkawa
1
1和歌山県立医科大学泌尿器科学教室
pp.861-868
発行日 1989年10月20日
Published Date 1989/10/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413205079
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はじめに
体外衝撃波尿路結石破砕術(ESWL)は,1982年Chaussyら1)によって,最初にその臨床応用が報告され,以来世界的に急速な普及がみられている。本手術の適応についても,以前は禁忌あるいは適応外とされていた症例の大半に対しても拡大され,すでに上部尿路結石に対する外科的治療の第一選択となっている。また,最近では第二世代と呼ばれる種々のESWL機種が開発され,その多くがわが国にも導入されているが,各機種には独自の特徴と工夫が施されている。Sonolith 2000(Technomed Co.,France)もその一つであり,超音波画像による結石の位置座標を決定するところに特徴を有したものである。そこで,本機種を用いた著者らの臨床経験から,その治療成績を示すとともに,ESWLに関わる問題点について言及する。
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