画像診断
腹部腫瘤を主訴とした水腎症例
崎山 仁
1
,
小川 愛一郎
1
,
上田 昭一
1
,
池上 奎一
1熊本大学医学部泌尿器科学教室
pp.172-174
発行日 1989年2月20日
Published Date 1989/2/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413204932
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患者 50歳,女性。
主訴 腹部腫瘤。
初診 1988年4月12日。
家族歴 父が胆嚢癌で,母が肝硬変で死亡。 既往歴 特記すべきことなし。
現病歴 10年前左上腹部の腫瘤に気付くも自覚症状ないためそのまま放置。1988年1月近医受診し,腹部腫瘤と水腎症を指摘され,精査のため同年4月25日当科入院した。
現 症 左上腹部に超手拳大,右腸骨窩に超鶏卵大の硬い腫瘤を触知した。表在リンパ節の腫大はない。
検査所見 血液一般,血液生化学,尿所見血中腫瘍マーカーに異常認めない。
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