教室だより
福岡大学泌尿器科学教室
増井 節男
pp.940
発行日 1988年10月20日
Published Date 1988/10/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413204860
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福岡大学泌尿器科学教室は福岡大学に医学部が設置された翌年,すなわち1973年4月に開設された。したがって今年(1988年)で15周年を迎えたことになる。当初は教授,助教授,助手の3名でスタートしたが,現在では坂本公孝主任教授,有吉朝美教授,大島一寛助教授,平塚義治講師のほか助手4名,医員4名,臨床研修医2名,大学院生2名の教室員によって構成されている。このほか関連病院に出向中のものが5名おり,在籍者は計21名である。今年5月には教室出身者を含めて同門会(有朋会)が発足した(写真参照)。
教室の1週間のスケジュールは,月,水,金曜日が手術日で,リンパ節郭清を含む各種悪性腫瘍の根治手術,コックパウチを始めとする尿路変向術,PNL,TUR等の内視鏡手術,小児を中心とした先天性疾患に対する再建・形成手術などが日に1〜3例施行されている,外来は火,木,土曜日を主たる診療日とし,初診・再来患者を含めてそれぞれ専任のスタッフが診療に当たっており,さらに月,水,金曜日は予約再来患者の診療日に充てている。初診患者は一日平均8人,再診患者は平均50人程度受診しているが,多い時は1日60人を越えることもあり,もともと狭い外来診察室は,戦場のように騒然となることが少なくない。
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