Japanese
English
講座 手術・生検材料の取扱い法
Ⅳ.前 立 腺
General Rule for Pathological Studies on Surgical and Biopsy Materials of Urological Diseases:Ⅳ. Prostate
坂本 穆彦
1
Atsuhiko sakamoto
1
1癌研究会癌研究所病理部
1Department of Pathology, Cancer Institute, Japanese Foundation for Cancer Research
pp.313-315
発行日 1988年4月20日
Published Date 1988/4/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413204714
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はじめに
前立腺疾患,とりわけ前立腺癌の頻度は年々増加の一途にあり,それに比例して前立腺の病理形態学的検査を必要とする症例も増大しつつある。 本稿では手術・生検材料の検体の摘出ないし採取後の扱い方について述べる。とりわけ生検は癌の有無の判定が主眼であることが多いが,前立腺では吸引生検細胞診も組織診と同等の臨床的意義を付与されているので,その点についてもふれる。摘出材料,細胞診については「泌尿器科・病理前立腺癌取扱い規約」1)が国内的に統一して用いられるべき規準として設定されているので,その記載に準拠する。
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