Urological Letter
間質性膀胱炎にDMSOを注入した後の悪臭の治療について/腸骨鼠径神経痛とその治療
pp.205,241
発行日 1987年3月20日
Published Date 1987/3/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413204446
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DMSO療法を受けた後で多くの患者が困ることは刺激性の強いニンニク様悪臭が残ることである。 ある患者は,この治療を受けたあとで,孫からゴリラのようないやな臭いがすると言われたので,それ以後,本療法を拒否したことがある.余談はさておき,この治療に関して著者は多くの患者から人のいやがる悪臭についてのきびしい苦情を聞いている。
最近,若い婦人の閲質性膀胱炎患者にDMSO治療を施したが,驚いたことには,悪臭については終始何の苦情も言わなかつた。そこで,どうして悪臭を出さないですんだのかと質問してみた。彼女はこれに対してかなり長い書面で答えてくれた。その要旨は悪臭の治療に関するものなので読者諸氏に紹介したい.
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