Japanese
English
手術手技
尿道狭窄に対するisland patch法
Island Patch Urethroplasty
林 正
1
Tadashi Hayashi
1
1和歌山赤十字病院泌尿器科
1Department of Urology, Wakayama Red Cross Hospital
pp.361-364
発行日 1986年5月20日
Published Date 1986/5/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413204264
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はじめに
球部尿道狭窄に対する治療としては,尿道ブジーや内尿道切開術が一般的である。特に最近の内視鏡の進歩には著しいものがあり直視下内尿道切開術の安全性と有効性は周知の事実である。しかしながら,すべての尿道狭窄が内尿道切開術で治療可能ではなく,長い狭窄に対する尿道形成術の有用性は現在もなお存在している。
尿道形成術には種々の方法があるが,Leadbetterら1)が考案し,Blandy2)の発展させた有茎皮弁を用いたisland patch urethroplastyは血流の保たれた皮膚を狭窄部に補填するという理にかなつた術式故,安全かつ確実に施行しうる術式と考え紹介する。
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