小さな工夫
尿管皮膚瘻術後の尿管狭窄に対する拡張法
津ヶ谷 正行
1
,
阪上 洋
1
,
和志田 裕人
1
1安城更生病院泌尿器科
pp.44
発行日 1986年1月20日
Published Date 1986/1/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413204205
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尿管皮膚瘻術後にしばしば尿管狭窄が生じ,カテーテルの挿入困難な症例がある。このような症例に最近急速に普及している経皮的腎瘻,砕石術で用いられているダイレーターを尿管拡張に応用した。
手技はX線透視下でガイドワイヤーを腎盂内に挿入し,アンプラッツ腎ダイレーターの6〜10Fr.で拡張する。次に8Fr.のテフロンシースを挿入し,これをガイドとして12〜18Fr.ダイレーターで順に拡張する。ガイドワイヤーを残し,これをガイドとして12〜16Fr.腎盂バルンカテーテルを挿入する。
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