小さな工夫
二段カテーテルによる尿管カテーテル体内留置法
新川 徹
1
,
郡山 和夫
1
,
石澤 靖之
1
1宮崎医科大学泌尿器科学教室
pp.689
発行日 1982年7月20日
Published Date 1982/7/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413203398
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尿管狭窄に対して,尿管カテーテル留置による非手術的拡張法が有効であると,諸家により報告されている1)。この際,カテーテルの遠位端は,体外に露出するよりも体内(膀胱内)に留置された方が有利であることは論を待たない。しかし,尿管に挿入したカテーテルの遠位端を体内に留置するに際して,特に男性の場合,困難を感じる。われわれは,この体内留置に二段カテーテルを用いた簡単な方法を考案し,実際に婦人科手術後の尿管狭窄に応用し,有効性を確認したので報告する。
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