今月の主題 消化器診療のcontroversy
胃・十二指腸疾患
日常診療では上部消化管内視鏡検査はいつ行うべきか?
霞 朝雄
1
1Sacred Heart病院
pp.206-207
発行日 1990年2月10日
Published Date 1990/2/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402909468
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わが国の胃癌死亡率は世界でも一,二を争うほど高く,米国の7倍,英国の3倍,西独の2倍を示している1).いかに胃癌を防ぐかは,わが国にとって非常に大切なことで,上部消化管診断の重要性がここにある.
胃癌の問題と,わが国の比較的安い医療費,レベルの高い診断技術などを考えると,上部消化管疾患が疑われる時は,医師はすすんで検査を施行すべきであり,癌年齢の人はすすんで診断を受けるべきである.
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