交見室
前立腺性酸フォスファターゼの従来法とCIEPとの比較,他
三木 誠
1
1慈恵医大泌尿器科
pp.288-289
発行日 1980年3月20日
Published Date 1980/3/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413202926
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本誌34巻1号の丸岡先生の論文「前立腺性酸フォスファターゼの従来法と免疫電気向流法(CIEP)との比較」を興味深く読ませていただきました。
CIEPを含め最近は免疫学的方法によるPAPの測定がきわめて盛んであり成績もよいようです。先生の成績でも未治療前立腺癌のみについてみると,stage Cで2例中1例,stage Dで4例中3例と陽性率が高く,従来の方法より良い成績であつたと報告され,本法がPAPに対する特異抗体を製作し,これと抗原である患者血清との間で抗原抗体反応をみているためとされています。
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