文献抄録
前立腺癌の骨髄液酸フォスファターゼについて
pp.883
発行日 1975年10月20日
Published Date 1975/10/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413202050
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著者らは30例の前立腺疾患患者に骨髄穿刺による酸フォスファターゼ値を検討して報告している。患者は49歳から83歳までの者で,10例は前立腺肥大で20例は前立腺癌である。
血液および骨髄液の採取は両者同時に早朝時に行ない検査した。骨髄液は腸骨後櫛部より採取したが,この部は前立腺静脈血流と交流が自由であり,かつ穿刺が容易なことによる。しかし,30例中4例は骨転移のため該部からの骨髄液採取は不能であつた。前立腺癌20例の臨床的なStageはAが1名,Bが3名,Cが4名,Dが12名であつた。
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