臨床家の生化学
アルカリフォスファターゼのアイソザイム
奥村 恂
1
1九大第2内科
pp.1612-1615
発行日 1970年10月10日
Published Date 1970/10/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402203384
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血清アルカリフォスファターゼ(AlPase)の測定は,臨床検査の一つとして最も古くから愛用されてきたものである.最近血清中の本酵素の分画を検出して,主にその起源臓器を確かめようとする努力がなされている.この分画が広い意味でのいわゆるisoenzyme(以下アイソザイム)である.本稿ではAlPaseアイソザイム検出法について述べ,各分画の臨床的意義を考えてみたい.
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