Japanese
English
手術手技 外来小手術のコツ
尿道脱の手術
Operation for Urethral Prolapse
岡田 敬司
1
Keishi Okada
1
1東海大学医学部泌尿器科学教室
1Department of Urology, School of Medicine Tokai University
pp.1169-1170
発行日 1979年12月20日
Published Date 1979/12/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413202865
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
はじめに
尿道脱は女子に起こるものであり,比較的まれなものである。好発年齢は18歳以下と閉経期後に最も多くみられ,外国文献1)では18歳以下が47〜60%,日本の文献では宮里2)が72%とのべている。
尿道脱は尿道粘膜と粘膜下組織が外尿道口から反転し,脱出したもので,粘膜が全周にわたつて脱出した完全(輪状)尿道脱と不完全(部分)尿道脱にわけられている。完全(輪状)尿道脱は一目瞭然であるが,不完全尿道脱はほとんどが尿道後壁の脱出であるため,尿道小阜と誤られることが多いが両者は別のものである。
Copyright © 1979, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.