Japanese
English
手術手技 外来小手術のコツ
尿道脱の手術
Surgical Treatment of Urethral Prolapse
上村 計夫
1
Kazuo Uemura
1
1久留米大学医学部泌尿器科学教室
1Department of Urology, Kurume University School of Medicine
pp.1167-1168
発行日 1979年12月20日
Published Date 1979/12/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413202864
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緒言
尿道脱は尿道粘膜が外尿道口より飜転脱出する疾患で比較的稀である。尿道脱には,その粘膜が尿道全周にわたつて基底部より脱出する輪状脱出(Ring formiger prolapsus)と,主として尿道後壁の一部粘膜の脱出する部分的脱出(Partieller pro-lapsus)とがある。輪状脱と部分脱との比はSau-ferlinによると137例中,輪状尿道脱98例,部分尿道脱38例,落合は46例中,45:1といずれも輪状尿道脱が大部分である。輪状尿道脱は少女および老婦人に多くみられる。発生年齢は女児および高齢者に多く,落合は小児例は80%,住吉らは70%であつたと報告している。
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