Japanese
English
シンポジウム 泌尿器科領域における動脈閉塞法
腎癌および膀胱癌に対するTranscatheter Embolization
Transcatheter Arterial Embolization of Renal Cancer and Bladder Carcinoma
中野 博
1
Hiroshi Nakano
1
1広島大学医学部泌尿器科学教室
pp.1091-1093
発行日 1979年11月20日
Published Date 1979/11/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413202851
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序言
治療を目的としたいわゆるtranscatheter embo-lization (以下閉塞術と称す)は1970年Wholeyら1)により初めて臨床的に応用された。以来今日に至るまで多くの報告があるが,最も多く適用された疾病は腎癌であろう。これは腎が解剖学的にこの治療法に最も適した臓器だからである。膀胱癌に対する閉塞術の報告は少なく,大半は止血が目的である2,3)。
われわれは腎癌および膀胱癌に対し閉塞術を施行し,その治療効果ならびに免疫学的背景を検討した。
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