Case Study
右側腹部腫瘤を訴え下肢の浮腫と蛋白尿のみられた例
増田 富士男
1
1慈恵医大泌尿器科
pp.709-712
発行日 1979年7月20日
Published Date 1979/7/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413202785
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51歳,家婦。
5年前にはじめて右側腹部の腫瘤に気づいたが,疼痛や発熱もなく,食欲も良好なため放置していた。4ヵ月前の身体検査で,右側腹部腫瘤をあらためて指摘され,さらに2ヵ月前より全身倦怠感,体重減少が生じたため某医で受診し,精査のため紹介され,来院した。肉眼的血尿は当科受診3日前に,はじめて認めた。排尿1日5〜6回,排便1日1回,最終月経は1年4ヵ月前。既往歴,家族歴には特記すべきことなし。
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