Urological Letter
膀胱腫瘍の追跡は何年後まで必要か/南カリフォルニアでも包虫嚢腫が
pp.701,720
発行日 1977年8月20日
Published Date 1977/8/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413202407
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泌尿器科医は通常,stageの低い膀胱腫瘍に対しては最初の1年間は3ないし4ヵ月に1度膀胱鏡検査をする。そして次の5年間は6ヵ月毎に膀胱鏡検査をしていく。
ところが,筆者は最近,早期切除後16年目と21年目の再発例をみた。1例は43歳の男子でII度,stage Aの移行上皮癌のあることがわかり,1973年に切除した。この例は22歳で海軍に入つていた時,C度の膀胱種瘍がみつけられ経尿道的に切除され,3本のラドンシードを打込まれたという。病歴が入手できなかつたので当時の詳細なことはわからない。6〜7年間は年に1度は膀胱鏡検査を受けていたがその後は今回まで14年間は検査を受けていなかつたという。1973年には1人の友人に膀胱腫瘍のあることがわかつたので彼自身も膀胱鏡的検査を受けるために筆者の診察室にきたのであつた。
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