特別寄稿
南カリフォルニア大学「周産期医学セミナー」に参加して
嘉本 和恵
1
1武久産婦人科医院
pp.764-770
発行日 1994年9月25日
Published Date 1994/9/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1611901099
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
1994年2月21日〜24日の4日間,ハワイ州マウイ島で催された南カルフォルニア大学(University of Southen California:USC)の「周産期医学セミナー」に参加しました。このセミナーは全米一の分娩数(1992年までは年間に約1万千件の分娩がありましたが,1993年は保険制度の影響などで年間約1万4千件になっています)があるUSC周産期センターの主催で,すでに20年以上の実績を持ち,その良質な講義内容は米国助産婦,看護婦,医師間でも高く評価されているとのことでした。セミナーの対象は主に医師となっていますが,助産婦,看護婦の参加も毎年必ずあるとのことでした。今年も約10名の米国助産婦,看護婦が参加していました。
このセミナーに,今年から日本人用のプログラムが加わりました。日本人向けセミナーは3日間(表1,米国人対象のものは4日間)で,講師はUSCの産婦人科の先生方4名,カリフォルニア大学アーバイン校村田雄二教授,ハワイ大学産婦人科矢沢珪二郎教授,その他日本側から坂元正一日本母性保護医協会会長など2名が加わりました(表2)。USCの講師の講義には日本語同時通訳(矢沢教授)がつきました。今回のセミナー参加者は206名で,日本からの参加者は30名(助産婦,看護婦16名,医師14名)でした。
Copyright © 1994, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.