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特集 ロボット時代の泌尿器科手術②—新たな術式への挑戦
Ⅱ.膀胱癌に対するロボット支援膀胱全摘除術
尿路変向術—回腸導管・代用膀胱造設術
Intracorporeal urinary diversion
古家 琢也
1
,
細越 正吾
1
,
山本 勇人
1
,
今井 篤
1
,
畠山 真吾
1
,
米山 高弘
1
,
橋本 安弘
1
,
大山 力
1
Takuya Koie
1
,
Shogo Hosogoe
1
,
Hayato Yamamoto
1
,
Atsushi Imai
1
,
Shingo Hatakeyama
1
,
Takahiro Yoneyama
1
,
Yasuhiro Hashimoto
1
,
Chikara Ohyama
1
1弘前大学大学院医学研究科泌尿器科学講座
キーワード:
ロボット支援手術
,
体腔内尿路変向術
Keyword:
ロボット支援手術
,
体腔内尿路変向術
pp.924-928
発行日 2015年10月20日
Published Date 2015/10/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413205471
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要旨 尿路変向術は,筋層浸潤膀胱癌に対する根治的膀胱全摘除術に続いて必ず施行しなければならない術式であり,治療戦略を立てる際には尿路変向を含め検討を行う必要がある。体腔内にて尿路変向を含めたすべての操作を完遂する尿路変向術(ICUD)は,出血量や痛み,術後鎮痛薬の使用量の軽減,腸管露出回避による消化管機能の早期回復や体液不均衡の回避など,さまざまな利点が得られる可能性があるといわれている。本稿では,ICUDの手術適応,術前処置,手術時のセッティング,手術の実際,周術期管理などについて解説する。
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