Japanese
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手術手技
サンゴ状結石の手術(1)—腎部分切除術
Partial Nephrectomy for Staghorn Calculus
池上 奎一
1
,
酒本 貞昭
1
,
山崎 浩蔵
1
Keiichi Ikegami
1
1熊本大学医学部泌尿器科学教室
1Department of Urology, Kumamoto University Medical School
pp.1013-1016
発行日 1976年12月20日
Published Date 1976/12/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413202263
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はじめに
腎部分切除術(部分的腎摘出術,partial neph-rectomy)は腎結石,腎結核などに対する手術方法の一つとして確立されているが,本来は限局した腎病巣に対する手術であり,腎結石の場合には,一部の腎杯に局在し,しかも限局性の炎症や腎杯拡張を伴うものが最もよい適応となる。サンゴ状結石は必ずしも常に本法の適応となるわけではなく,著者もすべてのサンゴ状結石に腎部分切除術を施行しているわけではないが,症例によつては下部腎部分切除術lower partial nephrectomyは捨て難い術式と考えている。
本稿ではサンゴ状結石に対する下部腎部分切除術の利点,適応,手術手技などについて概説する。
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