海外の話題
泌尿器科患者管理の指針(2)—米国泌尿器科学会より,特にわが国の現状と対比・検討して
田崎 寛
1,2
1慶応義塾大学医学部泌尿器科学教室
2Corresponding Member of American Urological Association
pp.515-522
発行日 1975年6月20日
Published Date 1975/6/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413201988
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Ⅸ.良性の尿道病変(第10表)
A,先天性とB.後天性に分けている。先天性のものは1.弁形成,2.狭窄,3.憩室,4.嚢胞,5.重複,6.瘻孔,7.血管腫が含まれ,後天性のものには1.狭窄,a.外傷性,b.炎症性,c.原発性のほか,2.瘻孔,3.尿道周囲膿瘍,4.偽憩室,5.白板症,6.尿道小阜ないし粘膜脱,7.異物,8.コンジロームないしポリープが挙げられている。
入院の適応はa.排尿障害,尿停滞の状態になつた場合とbとして感染,cとして疼痛,出血などの自覚症状の増悪によつてきめられる。
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