Urological Letter・172
Ⅰ.陰嚢水腫は増加しつつあるのでは,他
pp.480
発行日 1975年6月20日
Published Date 1975/6/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413201981
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少しのゆるみもなく,びつたり合つた2重編みのズボンが流行し出したので,一側性のことも両側性のこともあるが,陰嚢水腫が多くなつたように思われる。他の泌尿器科医もこのことに気づいておられるか否か?このことはズボンの股でぴつたり押しつけられていること,およびズボンが2重編みのポリエステルでできており,木綿やウールと違つて汗を吸い取らないことなどから説明できると思われる。ポリエステルのズボンをはけば他のものよりもより暖かいことは疑いもない。恐らくここでの加温は鞘状突起と睾丸との間に過剰な液が溜ることに一役かつているのであろう。もしも他の人々がこのことに気づいていれば興味あることであり,編集者(Dr.Henry Bodner)に御一報下さい。
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