症例検討
他側腎の異形成を合併したいわゆる水腎杯症
斉藤 博
,
鈴木 宗治
1
,
桶田 理喜
2
,
大田黒 和生
3
,
東京医科歯科大学泌尿器科教室
1東京医科歯科大学放射線科
2東京医科歯科大学中検病理
3国立小児病院
pp.11-18
発行日 1975年1月20日
Published Date 1975/1/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413201895
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司会 今回は高血圧を主訴とし,その検査中に左水腎症,右腎盂造影不能と診断された症例で,右側は手術的に腎異形成を確かめた症例です。左側については手術を行なつていません。主訴である高血圧についてもいろいろな原因が考えられ,また経過も複雑ですが,討論の順序として,全般的な経過および診断,右側の手術所見,次に再び左側の腎盂または腎杯拡張の診断,手術適応について順次討論したいと思います。し線診断が問題となりますので放射線科の鈴木教授に,また水腎症の診断と手術適応については多くの症例を持つておられる国立小児病院の大田黒先生に参加していただきましたので,後ほどお話しをうかがいたいと思います。
では経過および検査所見(別表)について質問ありますか。
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